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「薄膜形成」は理系単語の一つでもあり、大学や研究室で多用されるワードです。社会人になってから配属先で初めて聞いてよく分からなく、焦りを感じたり、言葉の意味が曖昧だと感じることもあるかもしれません。
ぜひ、この機会に「薄膜形成」の意味と使い方をおさえておきましょう。意味と簡単なイメージとあわせて解説しています。ぜひ、参考にしてみてください!
意味
ある物体の上にめちゃくちゃ薄い膜を作ること
まさに言葉の通りですね。電子部品や金具等の表面に薄い膜をつけること、それこそが薄膜形成です。
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いや、そのままやないかい
すみません。そのままです。
でも、ここで理解してほしいのは、なぜ薄膜をつける必要があるのか?と言うことです。
確かに言われてみればと思った方はぜひ、以下の説明を読んでみてください。
薄膜を形成するための理由がイメージできるはずです。
簡単なイメージ
物体でイメージが湧きにくい場合は、人間に置き換えてみるとイメージしやすかったりします。
今回の例でものを人に置き換えると、人の上にめちゃくちゃ薄い膜を作ること
こうなります。
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なんだこれ?こんなことしたことないよ…
本当ですか?人の上にめちゃくちゃ薄い膜を作ること、それは誰しもが1度は経験したことがあるんじゃないでしょうか?
ヒントは夏の時期に欠かせないことです。
わかりましたか? そう、日焼け止めを塗ることです。
日焼け止めを塗るには、まず手に1滴の液体を落とし、その液体を広げ、それを肌に塗りたくります。
日焼け止めを塗り終わった図が以下の通りです。
この図を見たら、皆さん、ピンっ!と来ますよね?
そう、実は日焼け止めも、1種の薄膜形成なんです。(あくまでもイメージ)
では、なぜ人の肌に薄膜を形成する必要があるのでしょう?
この理由はすぐにわかりますよね。そう、肌を保護するためです。
また、日焼けでタトゥーみたいにしたいと言うやんちゃな人は、ある1部分に日焼け止めを塗れば、あっという間にタトゥー人間の出来上がりです。
さあ、ではこれまでイメージしてきた人を電子部品や金具、日焼け止めを薄膜材料と置き換えてみましょう。
薄膜を形成するための理由、それは表面の保護や強化(紫外線から肌を守る)、薄膜を加工して伝送線路などを作る(日焼けでタトゥーをつくる)ことです。
いかがでしたか?薄膜のイメージつきましたか?
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ちょっと待って、じゃあどうやって、日焼け止めみたいに電子部品に薄膜を作るの?
実は、いろいろな方法があります。
すべての方法は単語帳にありますので、興味のあるものから、クリックして見てみてください。
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最後までお読みいただきありがとうございます。それではまたお会いしましょう!
日焼け止めについて知りたくなっちゃった方はこちら!
他に解説してほしい「理系単語」があればコメント欄まで!
- 薄膜形成とは?
- ある物体の上にめちゃくちゃ薄い膜を作ること